斜め磁化システムによる
磁気消去について。
垂直磁気記録方式のハードディスクは、2005年ごろから販売され、現在では大容量ハードディスクのほとんどに採用されている一般的な記録方式です。同時に、垂直磁気記録方式のハードディスクには、磁気データをより確実に消去する機能が必要不可欠になりました。そこで登場したのが、磁気データ消去の確度が非常に高い「斜め磁化システム」です。垂直磁気記録方式の磁気データを消去するためには、面内磁気記録方式よりも強い発生磁界が必要です。斜め磁化システムなら、業界トップクラスの10,000Oe(エルステッド)を超える発生磁界で磁気データ消去能力を150%効率化できるので、さらに確実な磁気データ消去を可能にします。