回収後のパソコンはどうなる?データ消去・再流通の仕組みを解説

最終更新:2026年05月22日

使用済みのパソコンを処分業者に回収してもらったあと、それらの機器がどのような工程で処理・再利用されているかをご存じでしょうか?本記事では、弊社で実施しているデータ消去から国内外での再販・リサイクルまで、安心・安全な処理の裏側をご紹介します。

PC回収後の基本的な流れ

回収されたパソコンの処理工程

企業や官公庁などから回収したパソコンは、まず「データ消去」の工程から始まります。弊社では、お客様のご希望や情報セキュリティポリシーに応じて、以下の2通りの方法に対応しています。

いずれの方法でも、PCを解体しHDD・SSDを取り外し専用の機械にて消去作業を行うケースが多くなっています。

▪️PCを解体しHDD・SSDを取り外す

パソコンを解体してHDD・SSDを取り外す作業

▪️取り外したHDD・SSDを物理破壊する専用の機械

HDD・SSD物理破壊専用機械

データ消去後は、機器本体の外観を確認する「検品」の工程に入ります。ここでは、企業名・管理番号・資産ラベルなどが記載されたシールやタグを確実に剥がす処理も行い、情報漏洩リスクを排除します。

パソコン検品作業・企業ラベル除去

これらの作業を経て、安全が確認されたパソコンは、次の流通ステップへと進みます。主に商品価値のあるものは再利用(リユース)を前提に、専門業者へと販売される流れとなっています。

商品価値のあるPCの流通(再生リユース)

データ消去と検品が完了した機器のうち、まだ商品価値のあるパソコンについては、再生処理を施したうえでリユース品として流通させます。これにより、環境負荷の軽減だけでなく、新品に比べて安価なビジネス向けPCとしての再利用が実現します。

主な再生プロセスは以下の通りです。

このように、外装と内部構成を再整備した「再生PC」は、PC専門業者や法人向け販売チャネルを通じて再流通され、主に中小企業や教育機関などで活用されています。

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商品価値のないPCの流通(部品リユース・リサイクル)

回収したパソコンの中には、経年劣化や損傷、スペックの低さなどにより、再利用が難しいものも含まれています。こうした商品価値のないパソコンであっても、処分してしまうわけではありません。

専門スタッフによる検品工程の後、使用できる部品ごとに丁寧に分解され、パーツ単位でのリユースや素材としてのリサイクルが行われます。たとえば、メモリ、CPU、マザーボード、電源ユニット、ディスプレイパネルなどの内部部品は、同型モデルの修理用部品や中古パーツ市場向けに活用されることが多いです。

▪️PCから分解された大量のメモリ

パソコンから取り出されたメモリ部品

また、基板や金属部分、プラスチック筐体などは、資源として再利用されるため、最終的には適切なリサイクル業者に引き渡されます。

「再販不可=ゴミ」という考えではなく、部品ごとに価値を見出すプロセスを通じて、廃棄物を極力減らし、リユース・リサイクルの最大化を実現しています。

海外への販売・グローバルなリユースルート

国内で商品価値を見出しにくいパソコンや部品であっても、海外市場では依然として需要が高いケースがあります。特に東南アジアや中東などでは、日本製の中古パソコンや部品は「高品質で信頼できる製品」として評価されており、再利用のニーズが根強く存在しています。

弊社では、国内での再販に適さないパソコンや部品も、提携している海外のリユース業者へ輸出する仕組みを構築しています。

また、グローバルな再販ルートに乗せることで、日本国内では廃棄対象となるような製品にも新たな活躍の場が生まれ、結果として廃棄物の削減にもつながっています。これは単なるリユースではなく、地球規模での資源の有効活用を実現するSDGs時代にふさわしい取り組みと自負しています。

このように、弊社の回収スキームは日本国内にとどまらず、世界のリユース市場ともつながっており、グローバルな循環型社会の一端を担っています。

HAKUの実績データ

法人だけで月400社以上から回収

株式会社HAKUでは、法人のお客様だけで毎月400社以上からパソコンの回収依頼をいただいています。累計10,000社超の取引実績をもとに、上記のデータ消去→検品→リユース/リサイクルの一連フローを安定的に運用しています。

安心・信頼の証としてのプロセス公開

パソコン回収・データ消去・再資源化といった一連の流れにおいて、企業が最も重視するのは「本当に安全に処理されているかどうか」という点です。

弊社では、オンサイトでのデータ消去や物理破壊の実施風景をその場でご確認いただけるほか、作業後にはデータ削除証明書などの正式な書類を発行しております。また、必要に応じて作業写真を添付した証明書も対応可能です。

▪️写真付きデータ削除証明書

写真付きデータ削除証明書のサンプル

さらに、PC本体に貼付されていた企業独自の管理番号シールや資産ラベルなども、検品時に確実に剥離処理を行い、企業名が外部に出るリスクを徹底排除しています。これにより、情報保護に対する万全な対策を講じたうえでの再流通を実現しています。

弊社は『人と地球から喜ばれる企業』を企業理念とし、今後も安心安全にお客様のPCを処分しつつ、地球にやさしい企業であり続けます。

HAKUの場合

HAKUでは回収後の処理フローを証明書で可視化

  • データ消去完了後、製品受領書兼データ削除証明書を発行
  • リユース可能な機器は国内外へ再流通、不可能な機器は部品リサイクルまたは物理破壊
  • 物理破壊した場合は写真付き証明書または一覧証明書を選択可能

よくある質問(FAQ)

Q. 回収後、パソコンはどのように処理されますか?
回収後はHAKUのセキュリティルームでHDD・SSDのデータを物理破壊またはソフトウェア消去にて完全に消去します。その後、パソコン本体はリユース・リサイクルに回されます。
Q. データが消去されたことを証明する書類はもらえますか?
はい、ご希望の方には製品受領書兼データ削除証明書を発行しています(無料)。証明書にはシリアルナンバーを記載し、処理完了の証明として利用できます。
Q. 回収から証明書発行まで何日かかりますか?
通常は回収後1週間程度でPDFをメールにてお送りしています。年末・年度末などの繁忙期は2週間ほどかかる場合があります。
Q. 壊れていて起動しないパソコンでも回収・データ消去してもらえますか?
はい、起動しない・画面が映らない・パーツが欠損しているパソコンでも回収・物理破壊によるデータ消去が可能です。
Q. パソコン以外のストレージ(外付けHDD、USBメモリなど)も同時に処分できますか?
はい、パソコンと同時に外付けHDDやUSBメモリの回収・データ消去も承っています。同数まで無料でご対応しています。詳しくはお問い合わせください。
手塚久雄

手塚久雄

株式会社HAKU 代表取締役

パソコン処分・データ消去専門業者「株式会社HAKU」代表。累計10,000社超の法人PC処分・データ消去を手がけ、Pマーク・ADEC認証取得のもと安全な処分を提供しています。

▶ 監修者プロフィール

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