最終更新:2026年5月
液晶モニターは粗大ごみで捨てられない?まず法律を確認しよう
「不要になった液晶モニターを捨てたいけど、どうすれば良いかわからない」という方は多いでしょう。実は液晶モニター(PCディスプレイ)は、一般ごみとしては出せないケースがほとんどです。処分前に、まずは関連する法律と仕組みを理解しておきましょう。
液晶テレビと液晶モニターは法律上の扱いが異なる
「液晶テレビ」は家電リサイクル法(特定家庭用機器再商品化法)の対象品です。購入した家電量販店や自治体を通じてメーカーに回収・リサイクルしてもらう義務があり、リサイクル料金(2,000〜3,000円前後)がかかります。
一方、パソコンに接続して使う液晶ディスプレイ(PCモニター)は家電リサイクル法の対象外です。こちらは資源有効利用促進法にもとづく仕組みの対象で、パソコン3R推進協会の会員メーカーが回収・再資源化を行っています。法律上の扱いが異なるため、処分方法も費用も変わります。
| 機器 | 適用される制度 | 回収の窓口 |
|---|---|---|
| 液晶テレビ・プラズマテレビ | 家電リサイクル法(特定家庭用機器再商品化法) | 販売店・自治体経由でメーカーへ。リサイクル料金+収集運搬料金が必要 |
| PCモニター(液晶・ブラウン管) | 資源有効利用促進法 | メーカー(PCリサイクル)。PCリサイクルマークがあれば回収・再資源化料金は不要 |
| ディスプレイ一体型パソコン | 資源有効利用促進法 | 「ディスプレイ一体型のパソコン」として本体と同じ扱いでメーカーが回収 |
| チューナー内蔵のディスプレイ | 製品の区分により異なる | テレビとして扱われる場合があるため、メーカー・販売店に確認が必要 |
出典:一般社団法人パソコン3R推進協会「パソコンリサイクルQ&A」Q1-1・Q4-1・Q4-5(2026年9月24日確認)。同協会は回収対象を「デスクトップ型パソコン(本体)、ノートブック型パソコン、ブラウン管(CRT)式ディスプレイ、液晶式ディスプレイ」および「ディスプレイ一体型のパソコン」としています。
PCリサイクルマークで無料か有料かが決まる
液晶モニターの処分費用を大きく左右するのが、本体や付属マニュアルに記載された「PCリサイクルマーク」の有無です。
- PCリサイクルマークあり:メーカーによる無料回収が可能。購入時にリサイクル費用が含まれているため、追加費用なし。
- PCリサイクルマークなし(2003年10月1日より前に販売された機器など):メーカー回収の場合は回収・再資源化料金が別途かかります。金額はメーカーと製品種別ごとに設定されているため、申し込み前に各メーカーの案内をご確認ください。
マークの有無は本体の底面や背面に貼付されているシール、または付属の取扱説明書で確認できます。まずはこの確認から始めましょう。
一般ごみ・不燃ごみとして出せないケースが多い
液晶モニターは大きさや重さから粗大ごみ扱いになることが多く、不燃ごみや資源ごみとして出せない自治体がほとんどです。東京23区では粗大ごみとして有料(500〜1,000円程度)で回収してもらえますが、自治体によってはPC周辺機器の粗大ごみ回収自体を受け付けていないケースもあります。処分前に必ずお住まいの自治体のルールを確認しましょう。
液晶モニターの処分方法8選【無料〜有料まで比較】
液晶モニターの処分方法は大きく8つあります。それぞれの費用・手間・向いているケースを順に解説します。
①メーカー回収(PCリサイクルマークあり)【無料】
PCリサイクルマークが付いているモニターは、製造メーカーへ直接申し込んで無料で回収してもらえます。大手メーカー(Dell、HP、NEC、富士通、ASUS、LGなど)は自社回収窓口またはPC3Rポータルから申し込みが可能です。
送付料(着払い)はかかりませんが、自分で梱包して発送する手間があります。大型モニター(27インチ以上)は梱包材の準備に手間がかかることも覚えておきましょう。
②PC回収業者に依頼する【無料〜】
HAKUのようなパソコン専門の回収業者は、液晶モニターの回収にも対応しています。PCリサイクルマークの有無にかかわらず受け付けてもらえることが多く、複数台まとめて処分できる点が大きなメリットです。
- 法人・出張回収:パソコン無料回収サービスでモニターも一緒に無料回収(東京・埼玉・千葉・神奈川/地域ごとに無料になる台数条件あり)
- 個人・法人のパソコン処分の持ち込み:モニター単体でも無料で受け付け
- 郵送(全国対応):PC送壊ゼロサービスで全国から無料回収(送料のみご負担)
③自治体の粗大ごみ【有料:500〜1,000円程度】
多くの市区町村では、液晶モニターを粗大ごみとして有料で回収しています。費用は自治体によって異なりますが、東京23区では500〜1,000円が一般的です。
申し込みは各自治体のコールセンターまたはオンラインで行い、指定のシールを購入して収集日に指定の場所に出す流れです。費用は安めですが、回収日まで待つ必要があり、大型モニターを一人で運搬する手間もかかります。
モニターのほかにデスクや椅子、家電などもまとめて引き取ってほしい場合は、不用品回収・粗大ゴミ処分の業者【リユース本舗】のような回収業者に依頼すると一度で片付きます。運搬の手間がかからない点も粗大ごみとの違いです。
④家電量販店の引き取りサービス【条件つき・多くは有料】
「パソコンは家電量販店が無料で引き取ってくれる」という話を聞いて、モニターも同じだろうと考える方は多いと思います。ただしモニターはパソコン本体とは扱いが別で、無料になる条件はかなり限られます。
主要4社の公式サイトで確認できた内容は次のとおりです(最終確認:2026年9月24日)。
| 店舗 | モニターの受付 | 費用 | 受付方法 | 出典 |
|---|---|---|---|---|
| エディオン | 可(小型家電リサイクル) | 液晶・プラズマ 23型以下 550円 ブラウン管 23型以下 1,100円 24型以上 4,400円(いずれも税込) |
各店で受付(フランチャイズ店舗は対象外) | 公式 |
| ヤマダデンキ | 可(小型家電回収サービス) | PCモニター 1,100円〜(税込) | 店頭持込。※沖縄県の店舗は受付なし | 公式 |
| ケーズデンキ | 可 | 有料(金額は公式に明記なし) | 店頭。対象は家庭用電気製品に限る | 公式 |
| ノジマ | 処分のみの受付は行っていない | ― | モバイル会員限定の買取・下取り。モニターの扱いは要店舗確認 | 公式 |
押さえておきたいのは次の3点です。
1. パソコン本体が無料でも、モニターは別料金になります。エディオンはパソコン本体を特定対象品目として無料回収していますが、公式の小型家電リサイクルの案内には「パソコン本体と同時引取りの場合でも液晶ディスプレイモニターは『小型対象品目』となります」と明記されており、パソコンと一緒に出しても無料にはなりません。ケーズデンキも「パソコン本体は無料でお引き取りいたしますが、PCモニターの回収は有料となります」としています。
2. ヤマダデンキは店頭持込の有料サービスです。小型家電回収サービスの料金例にPCモニターが1,100円(税込)〜として掲載されています。料金は店頭持込時のものと公式に注記されています。なお、ヤマダデンキでパソコン本体を無料で処分できるという記載は、2026年9月24日時点の公式サイトでは確認できませんでした。
3. ノジマは「処分のみ」を受け付けていません。公式のよくあるご質問では、パソコン・スマートフォン・ゲーム機などはモバイル会員限定の買取として案内されており、その他の製品については「処分のみの対応はおこなっておりません」とされています。モニターの取り扱いは店舗により異なるため、事前にご確認ください。
各社の料金・条件は変更されることがあります。持ち込む前に公式サイトと最寄り店舗でご確認ください。
パソコン本体もあわせて処分したい場合の各社の条件は、家電量販店4社のPC処分・回収・買取対応比較で詳しく比較しています。
モニター処分における当社の対応
- 32インチ未満の液晶モニターは無料でお引き取りします。出張回収・持ち込み・郵送のいずれでも費用はかかりません
- 32〜58インチは、持ち込み・郵送なら無料、出張回収の場合のみ5,500円(税込)です
- 58インチ以上は、持ち込み・郵送が5,500円(税込)、出張回収が16,500円(税込)です
- CRT(ブラウン管)モニターは6,600円(税込)で対応します。家電量販店では断られることが多い品目です
- パソコン本体がなくてもモニターだけで受け付けます。台数の上限もありません
価格はすべて税込です。サイズ区分などの詳しい条件は「サービス条件一覧」に記載しています。
⑤リサイクルショップ・買取サービス【売れれば収入、売れなければ有料引取】
購入から数年以内の状態が良いモニターであれば、リサイクルショップや中古買取サービスに持ち込んで売却できる可能性があります。無料回収業者の選び方と合わせて検討するとスムーズです。人気のゲーミングモニターや4Kディスプレイは特に需要が高く、数千円〜数万円で売れることもあります。
一方で、古い機種や状態が悪いものは買取不可となり、逆に引き取り料金が発生するケースも。買取前には必ず査定を依頼し、「売れなかった場合の処分方法」も確認しておきましょう。
⑥フリマアプリ・ネットオークション【売れれば高値、手間・リスクあり】
メルカリやヤフオクなどのフリマ・オークションサービスを使えば、業者より高値で売れる可能性があります。ゲーミングモニターや高解像度モデルは特に人気です。
ただし、梱包・発送の手間、発送事故のリスク、取引トラブルの対応など、個人売買特有のデメリットもあります。複数台の処分や法人での処分には向いていません。
⑦自治体の小型家電回収ボックス【無料・サイズ制限あり】
一部の自治体では、駅や公共施設に小型家電回収ボックスを設置しています。ただし、液晶モニターは投函口のサイズを超えてしまうため、実際にはほとんど利用できません(対応しているのは小型の機器が中心)。事前に自治体に確認が必要です。
⑧産業廃棄物処理業者【法人の大量処分に有効・要見積もり】
法人が老朽化したモニターを数十〜数百台単位で処分する場合、産業廃棄物処理業者への依頼という選択肢もあります。マニフェスト(産廃管理票)が発行されるため、廃棄物管理の記録として活用できます。
ただし費用が高くなりがちで、手続きも複雑です。少量〜中量の処分なら、PC回収業者に依頼した方がコストを抑えられるケースがほとんどです。
処分方法別・費用と手間の比較一覧
上記8つの処分方法を、費用・手間・対象・証明書の観点でまとめました。状況に合った方法を選ぶ参考にしてください。
| 処分方法 | 費用 | 手間 | 個人 | 法人 | 証明書 |
|---|---|---|---|---|---|
| ①メーカー回収(マークあり) | 無料 | 中(梱包・発送) | ◎ | ○ | △ |
| ②PC回収業者(HAKU等) | 無料〜 | 小(申込のみ) | ◎ | ◎ | ◎ |
| ③自治体の粗大ごみ | 500〜1,000円 | 中(運搬・申込) | ◎ | × | × |
| ④家電量販店引き取り | 単体550〜4,400円 (PC同梱なら無料の店も) |
中(持込) | △ | △ | × |
| ⑤リサイクルショップ買取 | 売却収入あり | 中(持込・査定) | ◎ | △ | × |
| ⑥フリマ・オークション | 売却収入あり | 大(梱包・発送・対応) | ○ | × | × |
| ⑦小型家電回収ボックス | 無料 | 中(持込) | △(サイズ制限) | × | × |
| ⑧産廃業者 | 要見積もり | 大(手続き) | × | ◎(大量) | ◎ |
法人がモニターを大量処分する場合【PC同時回収で無料に】
テレワーク終了や拠点統廃合、PC一括更新などにより、液晶モニターをまとめて処分しなければならない法人のご担当者は多くいます。法人の場合、処分時には費用だけでなく、資産台帳の整理なども必要になります。
パソコンと一緒に依頼すれば出張回収が無料
HAKUでは、法人向けの出張回収サービスとして、パソコンとモニターをまとめて無料で回収しています。PC処分と同時にモニターも引き取るため、モニターの分だけ別途費用がかかることはありません。対応エリアは東京都・埼玉県・千葉県・神奈川県です。ただし出張回収が無料になる台数は地域ごとに異なり、千代田・中央・港・台東・文京・渋谷・新宿の7区は1台以上、豊島区・江東区は5台以上、その他の東京23区は10台以上、東京都下・埼玉・千葉・神奈川は30台以上が目安です(条件を満たさない場合も出張費のみでご利用いただけます)。正確な区市町村別の条件は「サービス条件一覧」をご確認ください。
モニターのみの場合は持込・郵送で対応
パソコンがなくモニターだけを処分したいという法人のお客様は、持込または郵送(PC送壊ゼロ)で無料回収が可能です。出張回収はパソコンが含まれる場合に無料でお伺いしており、モニターのみの出張回収は別途出張費をいただいています。
資産台帳の処理も忘れずに
法人でモニターを処分する際は、以下の手続きも忘れずに行いましょう。なお法人のPC処分全般の費用感については法人パソコン処分の費用・料金相場もご参照ください。
- 固定資産台帳の確認:取得価額10万円以上のモニターは固定資産として登録されているケースがあります。処分時は除却処理が必要です。
- 社内IT台帳の更新:管理番号を持つ機器は、処分後に台帳から除外し記録に残しましょう。
法人のモニター処分は、費用・証明書・台帳管理の3点をセットで考えることが大切です。法人のパソコン処分完全ガイドもあわせてご参照ください。
液晶モニター・パソコンの処分はHAKUへ
無料回収(東京・埼玉・千葉・神奈川の法人)/持込(千代田区)/全国郵送
Pマーク取得 / ADEC消去プロセス認証★★★取得
モニター処分で失敗しない3つの注意点
液晶モニターの処分で「こんなはずじゃなかった」という失敗を防ぐために、特に注意すべき3点を解説します。
注意点①:液晶パネルには有害物質が含まれる
古い液晶モニター(特に2010年代以前のモデル)には、バックライトとして蛍光管(CCFL)が使用されており、内部に微量の水銀が含まれています。水銀は環境に有害なため、不法投棄や一般ごみへの混入は法律違反になります。必ず適切な回収ルートを通じて処分してください。適切な業者の選び方はPC処分業者の選び方で詳しく解説しています。
なお、現行のLEDバックライトを使用した液晶モニターには水銀は含まれておらず、この点は問題ありません。
注意点②:モニターに個人情報は残らないが設定確認を
液晶モニター本体にはパソコンのようなストレージがないため、通常は個人情報が残ることはありません。ただし近年のスマート機能付きディスプレイ(Androidシステム内蔵)やUSBハブ内蔵モニターでは、ネットワーク設定や接続履歴が内部メモリに残る場合があります。
処分前に設定メニューから「工場出荷状態へリセット」を実行することをおすすめします。
注意点③:サイズや重さによって処分方法が変わる
24インチ以下の小型モニターと、32インチ以上の大型モニターでは、梱包・運搬の難易度が大きく異なります。大型モニターを郵送で処分しようとすると梱包材の準備が大変で、送料も高額になる場合があります。
大型・重量モニターや複数台まとめての処分は、出張回収サービスの利用が最も効率的です。自分で運搬する際はモニターアームや外部フレームの破損に注意し、元箱があれば活用しましょう。
状況別・あなたに合った処分方法を選ぼう
ここまで8つの処分方法を解説しました。自分に合った方法をすぐに判断できるよう、状況別の選び方をまとめます。
状況別おすすめ処分方法
| 個人・1台・費用を抑えたい | → メーカー回収(マークあり)または粗大ごみ |
| 個人・状態が良い・売りたい | → リサイクルショップ買取またはフリマアプリ |
| 個人・面倒な手続きなしで処分したい | → PC回収業者(持込・郵送) |
| 法人・PCと一緒に処分したい | → PC回収業者の出張回収(台数条件を満たせば無料) |
| 法人・証明書が必要 | → PC回収業者への依頼 |
| 法人・数十台以上の大量処分 | → PC回収業者の大口対応または産廃業者 |
迷った場合や複数の機器をまとめて処分したい場合は、まず専門の回収業者に相談するのが最も確実です。
モニターのサイズ別・当社の引き取り条件
- 32インチ未満……出張回収・持込・郵送のいずれも無料で引き取ります
- 32〜58インチ……出張回収は5,500円(税込)、持込・郵送なら無料です
- 58インチ以上……出張回収は16,500円(税込/出張費11,000円+処分費5,500円)、持込・郵送は5,500円(税込)
- CRT(ブラウン管)……出張・持込・郵送とも6,600円(税込)。家電リサイクル法対象のテレビとは扱いが異なります
- パソコン本体とあわせてのご依頼であれば、キーボード・マウス・コード類も同時に無料回収します
料金・台数条件の詳細は「サービス条件一覧」が基準です。/株式会社HAKU(ADEC消去プロセス認証★★★・Pマーク取得・2026年9月時点で累計取引社数15,000社突破)
よくある質問(FAQ)
液晶モニター・パソコンの処分はHAKUへ
無料回収(東京・埼玉・千葉・神奈川の法人)/持込(千代田区)/全国郵送
Pマーク取得 / ADEC消去プロセス認証★★★取得 / 累計取引社数15,000社突破