液晶モニター・PCディスプレイの処分方法

最終更新:2026年05月

液晶モニターは粗大ごみで捨てられない?まず法律を確認しよう

「不要になった液晶モニターを捨てたいけど、どうすれば良いかわからない」という方は多いでしょう。実は液晶モニター(PCディスプレイ)は、一般ごみとしては出せないケースがほとんどです。処分前に、まずは関連する法律と仕組みを理解しておきましょう。

液晶テレビと液晶モニターは法律上の扱いが異なる

「液晶テレビ」は家電リサイクル法(特定家庭用機器再商品化法)の対象品です。購入した家電量販店や自治体を通じてメーカーに回収・リサイクルしてもらう義務があり、リサイクル料金(2,000〜3,000円前後)がかかります。

一方、パソコンに接続して使う液晶ディスプレイ(PCモニター)は家電リサイクル法の対象外です。代わりに「資源有効利用促進法(PC3R)」の対象となっており、メーカーや販売店が自主回収スキームを整備しています。法律上の扱いが異なるため、処分方法や費用も変わってきます。

PCリサイクルマークで無料か有料かが決まる

液晶モニターの処分費用を大きく左右するのが、本体や付属マニュアルに記載された「PCリサイクルマーク」の有無です。

マークの有無は本体の底面や背面に貼付されているシール、または付属の取扱説明書で確認できます。まずはこの確認から始めましょう。

一般ごみ・不燃ごみとして出せないケースが多い

液晶モニターは大きさや重さから粗大ごみ扱いになることが多く、不燃ごみや資源ごみとして出せない自治体がほとんどです。東京23区では粗大ごみとして有料(500〜1,000円程度)で回収してもらえますが、自治体によってはPC周辺機器の粗大ごみ回収自体を受け付けていないケースもあります。処分前に必ずお住まいの自治体のルールを確認しましょう。

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液晶モニターの処分方法8選【無料〜有料まで比較】

液晶モニターの処分方法は大きく8つあります。それぞれの費用・手間・向いているケースを順に解説します。

①メーカー回収(PCリサイクルマークあり)【無料】

PCリサイクルマークが付いているモニターは、製造メーカーへ直接申し込んで無料で回収してもらえます。大手メーカー(Dell、HP、NEC、富士通、ASUS、LGなど)は自社回収窓口またはPC3Rポータルから申し込みが可能です。

送付料(着払い)はかかりませんが、自分で梱包して発送する手間があります。大型モニター(27インチ以上)は梱包材の準備に手間がかかることも覚えておきましょう。

②PC回収業者に依頼する【無料〜】

HAKUのようなパソコン専門の回収業者は、液晶モニターの回収にも対応しています。PCリサイクルマークの有無にかかわらず受け付けてもらえることが多く、複数台まとめて処分できる点が大きなメリットです。

③自治体の粗大ごみ【有料:500〜1,000円程度】

多くの市区町村では、液晶モニターを粗大ごみとして有料で回収しています。費用は自治体によって異なりますが、東京23区では500〜1,000円が一般的です。

申し込みは各自治体のコールセンターまたはオンラインで行い、指定のシールを購入して収集日に指定の場所に出す流れです。費用は安めですが、回収日まで待つ必要があり、大型モニターを一人で運搬する手間もかかります

④家電量販店の引き取りサービス【無料〜有料】

ビックカメラ、ヨドバシカメラ、ヤマダ電機などの大型家電量販店では、新品購入時の旧モニター引き取りや、小型家電リサイクル法に基づく回収ボックスへの投函が可能な場合があります。各社の対応状況は家電量販店のパソコン・PC周辺機器回収まとめもご参照ください。ただし液晶モニターのサイズによっては回収ボックスに入らないケースもあります。

新品購入との同時引き取りであれば無料の店舗が多いですが、単独の持ち込みでは数百円〜数千円の費用がかかる場合があります。事前に店舗に確認することを推奨します。

⑤リサイクルショップ・買取サービス【売れれば収入、売れなければ有料引取】

購入から数年以内の状態が良いモニターであれば、リサイクルショップや中古買取サービスに持ち込んで売却できる可能性があります。無料回収業者の選び方と合わせて検討するとスムーズです。人気のゲーミングモニターや4Kディスプレイは特に需要が高く、数千円〜数万円で売れることもあります。

一方で、古い機種や状態が悪いものは買取不可となり、逆に引き取り料金が発生するケースも。買取前には必ず査定を依頼し、「売れなかった場合の処分方法」も確認しておきましょう。

⑥フリマアプリ・ネットオークション【売れれば高値、手間・リスクあり】

メルカリやヤフオクなどのフリマ・オークションサービスを使えば、業者より高値で売れる可能性があります。ゲーミングモニターや高解像度モデルは特に人気です。

ただし、梱包・発送の手間、発送事故のリスク、取引トラブルの対応など、個人売買特有のデメリットもあります。複数台の処分や法人での処分には向いていません。

⑦自治体の小型家電回収ボックス【無料・サイズ制限あり】

一部の自治体では、駅や公共施設に小型家電回収ボックスを設置しています。ただし、液晶モニターは投函口のサイズを超えてしまうため、実際にはほとんど利用できません(対応しているのは小型の機器が中心)。事前に自治体に確認が必要です。

⑧産業廃棄物処理業者【法人の大量処分に有効・要見積もり】

法人が老朽化したモニターを数十〜数百台単位で処分する場合、産業廃棄物処理業者への依頼という選択肢もあります。マニフェスト(産廃管理票)が発行されるため、廃棄物管理の記録として活用できます。

ただし費用が高くなりがちで、手続きも複雑です。少量〜中量の処分なら、PC回収業者に依頼した方がコストを抑えられるケースがほとんどです。

処分方法別・費用と手間の比較一覧

上記8つの処分方法を、費用・手間・対象・証明書の観点でまとめました。状況に合った方法を選ぶ参考にしてください。

処分方法 費用 手間 個人 法人 証明書
①メーカー回収(マークあり) 無料 中(梱包・発送)
②PC回収業者(HAKU等) 無料〜 小(申込のみ)
③自治体の粗大ごみ 500〜1,000円 中(運搬・申込) × ×
④家電量販店引き取り 無料〜数千円 中(持込) ×
⑤リサイクルショップ買取 売却収入あり 中(持込・査定) ×
⑥フリマ・オークション 売却収入あり 大(梱包・発送・対応) × ×
⑦小型家電回収ボックス 無料 中(持込) △(サイズ制限) × ×
⑧産廃業者 要見積もり 大(手続き) × ◎(大量)

法人がモニターを大量処分する場合【PC同時回収で無料に】

テレワーク終了や拠点統廃合、PC一括更新などにより、液晶モニターをまとめて処分しなければならない法人のご担当者は多くいます。法人の場合、処分時には費用だけでなく、資産台帳の整理なども必要になります。

パソコンと一緒に依頼すれば出張回収が無料

HAKUでは、法人向けの出張回収サービスとして、パソコンとモニターをまとめて無料で回収しています。PC処分と同時にモニターも引き取るため、余計な手間も費用も発生しません。対応エリアは東京23区・神奈川・埼玉・千葉で、台数が多い場合も一度にまとめて対応可能です。

HAKUの法人向け対応フロー

  1. ご連絡・お見積もり:台数・機器の種類・設置場所をお伝えください
  2. 出張日程の調整:最短翌営業日からご対応
  3. 現地で機器を引き取り:段ボール・梱包不要で搬出まで対応

モニターのみの場合は持込・郵送で対応

パソコンがなくモニターだけを処分したいという法人のお客様は、持込または郵送(PC送壊ゼロ)で無料回収が可能です。出張回収はパソコンが含まれる場合に無料でお伺いしており、モニターのみの出張回収は別途出張費をいただいています。

資産台帳の処理も忘れずに

法人でモニターを処分する際は、以下の手続きも忘れずに行いましょう。なお法人のPC処分全般の費用感については法人パソコン処分の費用・料金相場もご参照ください。

法人のモニター処分は、費用・証明書・台帳管理の3点をセットで考えることが大切です。法人のパソコン処分完全ガイドもあわせてご参照ください。

モニター処分で失敗しない3つの注意点

液晶モニターの処分で「こんなはずじゃなかった」という失敗を防ぐために、特に注意すべき3点を解説します。

注意点①:液晶パネルには有害物質が含まれる

古い液晶モニター(特に2010年代以前のモデル)には、バックライトとして蛍光管(CCFL)が使用されており、内部に微量の水銀が含まれています。水銀は環境に有害なため、不法投棄や一般ごみへの混入は法律違反になります。必ず適切な回収ルートを通じて処分してください。適切な業者の選び方はPC処分業者の選び方で詳しく解説しています。

なお、現行のLEDバックライトを使用した液晶モニターには水銀は含まれておらず、この点は問題ありません。

注意点②:モニターに個人情報は残らないが設定確認を

液晶モニター本体にはパソコンのようなストレージがないため、通常は個人情報が残ることはありません。ただし近年のスマート機能付きディスプレイ(Androidシステム内蔵)やUSBハブ内蔵モニターでは、ネットワーク設定や接続履歴が内部メモリに残る場合があります。

処分前に設定メニューから「工場出荷状態へリセット」を実行することをおすすめします。

注意点③:サイズや重さによって処分方法が変わる

24インチ以下の小型モニターと、32インチ以上の大型モニターでは、梱包・運搬の難易度が大きく異なります。大型モニターを郵送で処分しようとすると梱包材の準備が大変で、送料も高額になる場合があります。

大型・重量モニターや複数台まとめての処分は、出張回収サービスの利用が最も効率的です。自分で運搬する際はモニターアームや外部フレームの破損に注意し、元箱があれば活用しましょう。

状況別・あなたに合った処分方法を選ぼう

ここまで8つの処分方法を解説しました。自分に合った方法をすぐに判断できるよう、状況別の選び方をまとめます。

状況別おすすめ処分方法

個人・1台・費用を抑えたい メーカー回収(マークあり)または粗大ごみ
個人・状態が良い・売りたい リサイクルショップ買取またはフリマアプリ
個人・面倒な手続きなしで処分したい PC回収業者(持込・郵送)
法人・PCと一緒に処分したい PC回収業者の出張回収(無料)
法人・証明書が必要 PC回収業者への依頼
法人・数十台以上の大量処分 PC回収業者の大口対応または産廃業者

迷った場合や複数の機器をまとめて処分したい場合は、まず専門の回収業者に相談するのが最も確実です。

よくある質問(FAQ)

液晶モニターは粗大ごみに出せますか?
自治体によって異なります。東京23区や多くの市区町村では粗大ごみとして有料(500〜1,000円程度)で出せます。ただし自治体によっては受け付けない場合もあるため、お住まいの自治体の公式サイトで確認してください。なお、液晶テレビは家電リサイクル法の対象ですが、PCモニター(液晶ディスプレイ)は対象外です。
液晶モニターを無料で処分するにはどうすればいいですか?
PCリサイクルマーク付きのモニターはメーカーに無料で回収してもらえます。マークなしの場合、HAKUなどのPC回収業者にパソコンと一緒に依頼すれば無料で回収してもらえます(法人向け・東京23区と近隣3県)。個人の場合は持込または郵送で無料回収を利用できます。
モニターだけ処分したいのですが、パソコンなしでも回収してもらえますか?
HAKUの場合、モニター単体でも「持込」または「郵送(PC送壊ゼロ)」で無料回収が可能です。法人の出張回収サービスはパソコンがある場合は無料ですが、モニターのみの場合は出張費をいただいています。詳しくはお問い合わせください。
液晶モニターに個人情報は残りますか?
液晶モニター本体にはパソコンのようなストレージがないため、通常は個人情報が残ることはありません。ただし、スマート機能内蔵ディスプレイやUSBハブ内蔵モデルで別途ストレージが搭載されている場合は注意が必要です。接続ポートのクリーニングと設定のリセットを行ってから処分しましょう。
法人でモニターを大量に処分したい場合はどうすればいいですか?
法人の場合、PC回収業者への出張回収依頼が最も効率的です。HAKUでは法人向けにPCとモニターをまとめて無料で出張回収しています(東京23区・神奈川・埼玉・千葉対応)。10台以上の大量処分にも対応しています。
手塚久雄

手塚久雄

株式会社HAKU 代表取締役

パソコン処分・データ消去専門業者「株式会社HAKU」代表。累計10,000社超の法人PC処分・データ消去を手がけ、Pマーク・ADEC認証取得のもと安全な処分を提供しています。

▶ 監修者プロフィール

液晶モニターの処分・廃棄はHAKUへ

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