最終更新:2026年10月9日(各社公式サイトの確認日)
使わなくなったスマホは、①データを消す → ②アカウントとSIMを外す → ③回収先に出すの3ステップで手放せます。順番を間違えると、次の持ち主が使えない「ロックが残った端末」になったり、写真や決済アプリの情報が残ったまま手放すことになります。
この記事では、個人が自分のスマホを処分する場合に絞って、iPhone・Androidそれぞれの消去手順、処分方法6つの使い分け、壊れて操作できない端末の扱いを、Apple・Google・携帯キャリア各社の公式情報をもとに整理します。会社から貸与された社用スマホは手順が異なるため、「社用スマホ廃棄【2026年版】」をご覧ください。タブレットは「タブレットの処分方法5選」にまとめています。
処分前に必ずやる3つのこと
| 順番 | やること | やらないとどうなるか |
|---|---|---|
| 1 | バックアップ(iCloud/Googleアカウント、またはパソコン) | 消去後は元に戻せない。写真・LINEのトーク・認証アプリの設定は特に注意 |
| 2 | アカウントのサインアウト・削除(Apple Account/Googleアカウント)、SIM・SDカードの取り外し、eSIMの処理 | iPhoneはアクティベーションロック、Androidはリセット保護が残り、次の持ち主が使えない。SDカードに写真が残る |
| 3 | 端末の消去(初期化) | データが残ったまま手放すことになる |
認証アプリ(Google Authenticator、銀行アプリのワンタイムパスワードなど)は、新しい端末への移行を先に済ませてください。消去後に気づくと、各サービスで再登録の手続きが必要になります。
iPhone・Androidのデータ消去手順(公式の手順)
iPhoneの場合
- iCloudまたはパソコンにバックアップを取る
- Apple Watchを使っている場合はペアリングを解除する
- 「設定」→[自分の名前]→「サインアウト」。iOS 26以降は、ここで「消去する」を選ぶと次の手順をまとめて進められます
- 「設定」→「一般」→「転送またはiPhoneをリセット」→「すべてのコンテンツと設定を消去」。eSIMを使っている機種では、確認画面で「eSIMプロファイルも消去」を選びます(回線を引き継ぐ場合は、先に新しい端末へ移してから)
- 物理SIMを抜く
Appleは、この手順でデバイスを消去すると「探す」とアクティベーションロックがオフになると案内しています。逆に、サインアウトせずに消去したり、iCloud.comの「デバイスを探す」から遠隔で消去した場合は、アクティベーションロックが残るため、あわせてアカウントからそのデバイスを削除する必要があります。
Androidの場合
- Googleアカウントにバックアップを取る(「設定」→「Google」→「バックアップ」)
- 「設定」→「パスワードとアカウント」→ 該当のGoogleアカウント →「アカウントを削除」。Googleは、端末の保護(リセット後に元のアカウントでのログインを求める機能)を無効にするには、先にアカウントを削除するよう案内しています
- 画面ロックのパスコードと、Googleアカウントのパスワードを手元で確認しておく
- 70%以上充電し、「設定」→「システム」→「リセットオプション」→「全データを消去(出荷時リセット)」
- SIMカード・SDカードを抜く
メニューの名称は機種やAndroidのバージョンで異なります(Googleの手順はAndroid 14以上が前提です)。子ども用に設定していた端末(ファミリーリンク)は、保護者のファミリーリンクアプリから「ログインしているデバイス」→「デバイスをリセットしてデータを削除」で進めます。
出典:Apple「iPhone や iPad を売却、譲渡、下取りに出す前に」/iCloudユーザガイド「デバイスを消去する」/Androidヘルプ「出荷時の設定にリセットする」/同「アカウントを削除する」/同「デバイスの保護」/ファミリーリンクヘルプ(いずれも2026年10月9日確認)
初期化だけで安全?復元される条件
現在のiPhoneと、Googleの標準的なAndroid端末は、ストレージが暗号化されています。Appleは「消去を実行すると、保存されているすべてのキーが消去され、すべてのユーザデータが暗号化によってアクセス不能になる」と説明しており、正しい手順で消去したスマホからデータが復元される可能性は、パソコンのHDDを初期化した場合に比べてかなり低いのが実情です。
それでも「消したつもりで残っている」ケースは、次の4つにほぼ集約されます。
- SDカードを抜き忘れた:端末を初期化してもSDカードの写真や動画は消えません
- アカウントを解除していない:端末側のデータは消えても、クラウド上のデータと端末の紐付けが残ります
- 画面が壊れて操作できず、初期化そのものができていない:この状態で手放すと、修理すればそのまま読めます
- 古い機種で暗号化が無効:数年前のAndroid端末の一部は暗号化がオフの設定で使われていることがあります
個人のスマホであれば、公式手順どおりの消去で十分です。「消去した記録を証明書として残したい」「操作できない端末を確実に処理したい」場合は、後述の物理破壊を使います。
出典:Appleプラットフォーム導入「Appleデバイスを消去する」/Pixelヘルプ「デバイスの暗号化」(2026年10月9日確認)
スマホの処分方法6選
| 方法 | 費用 | 向いている人 | 注意点 |
|---|---|---|---|
| ① 携帯キャリアの店頭回収 | 無料 | とにかく確実に手放したい | 返却不可。データ消去は自分で行う。来店予約が必要な場合あり |
| ② 家電量販店の回収 | 無料〜有料(店による) | 買い物のついでに出したい | 受付方法・料金・対象が各社で異なる。膨らんだ電池は対象外の店あり |
| ③ 自治体の小型家電回収 | 無料が多い | 近くに回収ボックスがある | 対象品目・投入口サイズは自治体ごとに違う |
| ④ キャリア・メーカーの下取り | 割引・ポイント | 同じ系列で買い替える | 画面割れ・古い機種は対象外や減額になる |
| ⑤ 買取店・フリマ | 現金化できる | 比較的新しい機種 | アカウント未解除の端末は買い取ってもらえない。フリマは自己責任 |
| ⑥ HAKUの郵送無料回収 | 無料(送料のみ負担) | パソコンや周辺機器もまとめて処分したい、証明書がほしい | 全国対応・個人可。製品受領証明書 兼 データ削除完了証明書を無料発行 |
① 携帯キャリアの店頭回収
携帯各社は業界団体の仕組み(モバイル・リサイクル・ネットワーク)として、店頭で使わなくなった端末を無料で回収しています。公式サイトでの案内は次のとおりです。
- ドコモ:スマートフォン・タブレット・ガラケーを全国のドコモショップ/d gardenで無料回収。「データ消去はお客さまご自身で」。回収後の返却は不可
- au:携帯電話を無料回収。「故障している端末でも回収」。初期化(オールリセット)は自分で行う。iPadは対象外と明記
- ソフトバンク:ソフトバンクショップ/ワイモバイルショップで携帯電話本体・電池パック・充電器などを無償回収。来店前のデータ消去と来店予約を案内
他社で購入した端末を受け付けるかどうかは、3社とも公式ページに明記がありません。持ち込む前に店舗に確認してください。
出典:ドコモ「ケータイリサイクル」/au「リサイクルへの取り組み」/ソフトバンク「ケータイリサイクル」/電気通信事業者協会「モバイル・リサイクル・ネットワーク」(2026年10月9日確認)
② 家電量販店の回収
小型家電リサイクル法にもとづく回収を行う店舗がありますが、受付の形も料金も各社で異なります。たとえばエディオンは携帯電話・タブレット端末を無料回収の対象にしています(フランチャイズ店舗を除く)。ビックカメラはケータイ・スマホ・充電器を店頭で回収していますが、バッテリーが膨張しているものは対象外です。ヤマダデンキの小型家電回収サービスは料金を店舗で確認する形です。持ち込む前に各社の公式ページで確認してください。
③ 自治体の小型家電回収
携帯電話端末は小型家電リサイクル法の対象品目に含まれており、多くの市区町村が回収ボックスや拠点回収で受け付けています。ただし、実際にどの品目を回収するかは市区町村が決めるため、スマホを対象にしていない自治体もあります。回収ボックスは投入口のサイズ制限があり、横浜市の例では30cm×15cmです。横浜市は「個人情報を含む製品は個人情報を消去してから」出すよう案内しています。
出典:埼玉県「小型家電リサイクル法の対象品目」/横浜市「小型家電の回収」(2026年10月9日確認)
④ キャリア・メーカーの下取り
買い替えと同時なら、下取りで割引やポイントに換えられます。Apple Trade Inは下取りの対象外になった端末も無料でリサイクルすると案内しています。下取りに出す前のデータ消去は、どのプログラムでも利用者側で行う前提です。
⑤ 買取店・フリマ
2〜3年以内の機種なら現金化できる可能性があります。アカウントを解除していない端末(アクティベーションロックやリセット保護が残った端末)は、買取店では受け付けられず、フリマでは購入者とのトラブルになります。必ず公式の手順で消去してから出してください。
⑥ HAKUの郵送無料回収(PC送壊ゼロ)
弊社の郵送回収は、スマートフォン・タブレット・ガラケーも無料回収の対象です。送料のみご負担いただければ、個人のお客様でも1台から全国から送れます。処分料・データ消去・証明書発行は0円で、受け取り後に「製品受領証明書 兼 データ削除完了証明書」をPDFで発行します。パソコン・モニター・ケーブル類と一緒に箱に詰めて送れるので、引っ越しや断捨離でまとめて片付けたいときに向いています。詳細は「郵送でのパソコン・スマホ無料回収」をご覧ください。
目的別の選び方
- とにかく早く・確実に:①キャリア店頭回収。消去してから持ち込む
- 少しでもお金に:④下取り(買い替え時)または ⑤買取店。機種が古ければ回収へ
- パソコンや周辺機器もまとめて:⑥郵送無料回収。1箱にまとめて送る
- 壊れていて初期化できない:次の章へ
壊れて操作できないスマホ・バッテリーが膨らんだスマホ
画面が割れて操作できない、電源が入らない端末は、自分で初期化できません。この場合の選択肢は次の2つです。
- 遠隔で消去する:iPhoneはiCloud.comの「デバイスを探す」から、Androidは「デバイスを探す」から消去を指示できます。端末がオフラインなら次にオンラインになった時点で実行されます。iPhoneはこの方法だとアクティベーションロックが残るため、あわせてアカウントからデバイスを削除します
- 物理破壊する:確実に処理したい場合は、ストレージごと破壊します。弊社の物理破壊サービスは、スマートフォン1台2,090円(税込、1〜10台の場合)で、写真付きの物理破壊証明書(550円/台・税込)も発行できます。郵送でも受け付けています
バッテリーが膨らんでいる端末は、無理に電源を入れたり分解したりしないでください。リチウムイオン電池は衝撃や高温で発火するおそれがあり、消防庁は、誤った方法で捨てるとごみ収集車や処理施設で火災が起きると注意喚起しています。回収窓口に持ち込むときは「膨張している」と伝えてください。
出典:消防庁「リチウムイオン電池を捨てるとき」/環境省「リチウム蓄電池等の処理」/料金はサービス条件一覧(2026年10月9日時点)
やってはいけない捨て方
- 不燃ごみ・可燃ごみに混ぜる:発火事故の原因になります。自治体の小型家電回収か、回収窓口へ
- アカウントを解除せずに売る・譲る:相手が使えず、返品やトラブルになります
- SIM・SDカードを入れたまま手放す:通信契約や写真が他人の手に渡ります
- 会社から借りている端末を自分で処分する:所有者は会社です。「社用スマホ廃棄」の手順で、会社の管理者に返却してください
まとめ
- 手順は「バックアップ → アカウント解除・SIM取り外し → 消去」。この順番でアクティベーションロックやリセット保護が残らない
- 現在のスマホは暗号化されているため、公式手順どおりの消去なら個人用途では十分。残るのはSDカード・未解除アカウント・初期化できない端末の3パターン
- 処分先は、キャリア店頭回収・量販店・自治体回収・下取り・買取・郵送無料回収の6つ。確実さならキャリア、まとめて片付けるなら郵送
- 操作できない端末と膨らんだ電池は無理をせず、回収窓口か物理破壊へ
よくある質問(FAQ)
パソコンの無料回収・データ消去はHAKUへ
無料回収(東京・埼玉・千葉・神奈川の法人)/持込(千代田区)/全国郵送
Pマーク取得 / ADEC消去プロセス認証★★★取得
無料回収は怪しい?よくある誤解と、無料にならないケース
「無料」と聞くと身構えてしまう方は少なくありません。ここでは実際によく聞かれる誤解と、無料の範囲に入らないケースを整理します。
誤解1:タダより高いものはない、あとで請求されるのでは
正規の業者であれば、回収後に費用を請求されることはありません。ただし「無料」と広告しながら回収時に高額な処分費を求める事業者が実在するのも事実です。申し込みの時点で、どこまでが無料でどこから費用が発生するのかを明示しているかどうかが判断材料になります。
誤解2:個人情報を抜き取られるのでは
判断の手がかりは、許可の有無・データ消去の方法・証明書の発行体制です。ただし「許可を持っている」と書いてあれば安心、とは限りません。環境省は、産業廃棄物処理業の許可と古物商の許可を掲げている回収業者について、次のように説明しています。
「ご家庭の廃棄物を回収するには、市区町村の『一般廃棄物処理業許可』や委託が必要です。『産業廃棄物処理業の許可』や『古物商の許可』では回収できません。」
「産業廃棄物処理業許可は、工場や企業の廃棄物を処理するための許可です。古物商の許可は、中古品等の売買を行うための許可です。」
出典:環境省「廃棄物の処分に『無許可』の回収業者を利用しないでください!」Q3(2026年9月24日確認)
整理すると、次のようになります。
| その機器の立場 | 必要になる許可・枠組み |
|---|---|
| 家庭から出す「廃棄物」として回収する | 市区町村の一般廃棄物処理業許可、または市区町村からの委託 |
| 企業から出す「廃棄物」として回収する | 産業廃棄物処理業の許可(区分に応じて) |
| 中古品として売買・引き取りする | 古物商の許可 |
| 小型家電リサイクル法の枠組みで広域的に回収する | 国の認定を受けた再資源化事業者(認定事業者) |
つまり「無料回収」とひとくちに言っても、どの立場で引き取っているのかによって、必要な許可が変わります。申し込む前に、自分の機器が家庭から出るものか事業から出るものかを確認し、業者がその区分に対応しているかを確かめてください。処分方法がわからない場合は、まずお住まいの市区町村の廃棄物・リサイクル担当に問い合わせるよう環境省は案内しています。
そのうえで、消去方法を説明できるか、削除証明書を出せるかを確認します。無許可でトラックを流している回収業者は、その後の処理経路が追えません。
無料にならないのはどんなときか
弊社の場合、次のようなケースでは費用が発生します。あらかじめ知っておくと見積もりの行き違いを防げます。
- 郵送の送料:処分費・データ消去・証明書はすべて0円ですが、送料のみお客様のご負担です
- 出張回収の台数条件を満たさない場合:無料になる台数は地域ごとに異なります(東京23区の一部は1台から無料)。条件を下回る場合は出張費が発生します
- CRT(ブラウン管)モニターや大型テレビ:品目によって処分費がかかります
- シリアルナンバーのリスト化:弊社でリスト化する場合は一式2,200円(税込)です。お客様から一覧をご提供いただける場合は無料です
金額と対象地域の詳細はサービス条件一覧が基準です。
株式会社HAKUに限った「無料の範囲」と「送料・出張費など費用がかかるケース」は、HAKUのパソコン回収はなぜ無料?に短くまとめています。
まとめ
「パソコンを無料で処分できるなんて本当に大丈夫?」と最初は疑ってしまう気持ちも、ごく自然なことです。ですが、この記事でご紹介した通り、無料回収サービスはしっかりとしたビジネスモデルに基づいて運営されており、安全かつ便利に活用できる方法です。
回収業者は、再販売できるパソコンや部品のリユース、希少金属の抽出、有料オプションサービスなどを通じて収益を上げており、利用者から処分費を取らなくても事業として成立しています。
もちろん、すべての業者が優良とは限りません。だからこそ、「信頼できる業者を見極めるポイント」を押さえておくことが大切です。住所や連絡先が明記されているか、データ消去方法が明確に記載されているか、口コミやレビューの内容はどうか――これらを確認すれば、安心して依頼できる業者を見つけることができるはずです。
自宅やオフィスに眠っている古いパソコンがあるなら、今こそ無料回収サービスを賢く活用するチャンスです。安全に、そして手間なく。あなたの大切な情報を守りながら、地球にもやさしいパソコン処分を実践してみてください。
東京都内の法人向け無料回収業者を比較したい方は「東京のパソコン無料回収業者5選【2026年版】」、処分方法全般を知りたい方は「パソコン処分の方法を徹底解説」もあわせてご覧ください。
よくある質問(FAQ)
パソコンの無料回収・データ消去はHAKUへ
無料回収(東京・埼玉・千葉・神奈川の法人)/持込(千代田区)/全国郵送
Pマーク取得 / ADEC消去プロセス認証★★★取得 / 累計取引社数15,000社突破