最終更新:2026年10月29日
Atrust(エートラスト)は、mt178 などのシンクライアント端末のメーカーです。企業のVDI(仮想デスクトップ)環境で使われることがほとんどで、日本向けのメーカー回収窓口は見当たりません。「サーバーにつなぐだけの端末だからデータは残らない」と思われがちですが、端末の中にも接続先などの情報は残るため、処分前の確認が必要です。
この記事の要点
- Atrustは、パソコン3R推進協会の「メーカー受付窓口一覧」に載っていない(2026年10月29日確認)
- シンクライアントにも小容量のSSDなどがあり、OS・接続先の設定・証明書などが残ることがある
- 会社で使ったものは産業廃棄物。処理業者にマニフェストで委託するか、回収業者に依頼する。リースならリース会社に返却
- 家庭で使ったものは、回収するメーカーがないパソコンとしてパソコン3R推進協会に相談できる(有料)
- まとまった台数なら、データ消去と証明書の発行まで任せられる回収業者が手間が少ない
ほかのメーカーも含めたパソコン処分の全体像は「パソコン処分の方法とおすすめの処分先」で解説しています。
1. Atrustのシンクライアントにはメーカー回収の窓口がない
パソコンメーカーの多くは、パソコン3R推進協会の「メーカー受付窓口一覧」に回収の窓口を載せています。Atrustは、2026年10月29日時点でこの一覧に載っていません。シンクライアントは企業がまとめて導入・入れ替えする機器なので、処分も法人のルートで考えるのが基本です。
出典:一般社団法人パソコン3R推進協会「メーカー受付窓口一覧」。2026年10月29日に確認した内容です。
2. シンクライアントにもデータは残る
シンクライアントは、業務データの多くをサーバー側に置く仕組みです。それでも端末には、OSを入れるための小容量のストレージ(SSDやフラッシュメモリ)があり、次のような情報が残っている場合があります。
- 接続先のサーバーやVDIの設定
- 無線LANやVPNの設定、証明書
- 端末の管理設定や、ローカルに保存されたログ
こうした情報は、社内ネットワークへの入り口の手がかりになりかねません。処分の前に、管理ツールでの初期化や、ストレージの消去・取り外しを行います。弊社が Atrust mt178 のSSDを取り外した動画も参考にしてください。
3. 会社で使っていたシンクライアントの処分方法
会社で使ったシンクライアントは、事業活動にともなって出る産業廃棄物として扱います。主な方法は次のとおりです。
| 方法 | 内容 | 注意点 |
|---|---|---|
| 産業廃棄物処理業者に委託 | 許可を持つ業者と契約し、マニフェスト(産業廃棄物管理票)を交付して処理を委託する | データ消去は別に手配が必要なことが多い |
| パソコン回収業者に依頼 | 回収・データ消去・証明書の発行までまとめて依頼する。再利用できる機器を有価物として引き取る業者もある | 業者の認証(Pマーク・ADECなど)と証明書の内容を確認する |
| リース会社に返却 | リース契約の機器は、契約にしたがってリース会社に返す | 返却前のデータ消去の扱いを契約で確認する |
会社のパソコンを処分するときの選択肢と法令上の注意は「法人パソコンの処分・廃棄方法」、リース機器は「法人のリースPC返却時の注意点」で解説しています。
4. 家庭で使っていた場合
中古品などを家庭で使っていた場合は、回収するメーカーがないパソコンとして、パソコン3R推進協会に相談できます。協会の「回収するメーカーがない場合」の料金は次のとおりです。
| 排出するもの | 料金 |
|---|---|
| デスクトップパソコン本体 | 4,400円(税込) |
| ノートパソコン | 4,400円(税込) |
| 液晶ディスプレイ・液晶一体型パソコン | 4,400円(税込) |
| CRT(ブラウン管)ディスプレイ・CRT一体型パソコン | 5,500円(税込) |
出典:一般社団法人パソコン3R推進協会「リサイクルの手順」「家庭から排出されるパソコンの回収申込み」(回収するメーカーがない場合)。2026年10月29日に確認した内容です。
シンクライアント端末がパソコンとして受け付けられるかは、申し込み前にパソコンリサイクル受付センター(044-540-0576、平日10:00〜17:00)に確認してください。自治体の小型家電回収や回収業者を使う方法もあります。
5. 出す前のデータ消去
- 管理ツールから初期化する:端末管理ソフトで工場出荷時の状態に戻す
- ストレージを取り外す:取り外せる機種は、SSDなどを外して社内で破壊・保管する
- 消去を業者に任せる:台数が多い場合は、消去方法と証明書の内容を確認したうえで業者に依頼する
消去方法の選び方は「データ消去方法の選び方」、証明書については「データ削除証明書とは」で解説しています。
6. HAKUで処分する場合
株式会社HAKUでは、Atrustのシンクライアントを含め、メーカーを問わずパソコン・端末を無料で回収しています。ストレージを抜いた端末もお引き取りできます。データ消去も弊社で行います。
| 項目 | 株式会社HAKU |
|---|---|
| 対象 | メーカーを問わない。シンクライアント端末も可。個人・法人どちらも可 |
| 費用 | 無料(郵送は送料のみご負担) |
| データ消去 | 弊社が実施(無料・方法の指定は不可)。方法を指定したい場合は有償の物理破壊サービス |
| 証明書 | 製品受領証明書 兼 データ削除完了証明書(PDF・無料) |
| 引き渡し | 郵送(全国)・持込(千代田区外神田)・出張(法人のみ) |
- 郵送:全国から送れます。送料のみご負担いただきます。
- 持込:千代田区外神田の事務所にお持ち込みいただけます(平日9:00〜18:00)。
- 出張:法人のお客様が対象です(東京都・埼玉県・千葉県・神奈川県)。地域ごとに無料になる台数が決まっています。
台数条件は「サービス条件一覧」をご覧ください。Atrust製端末の回収の詳細は「Atrustのパソコン処分・廃棄・回収」のページにまとめています。
まとめ
- Atrustには日本向けのメーカー回収窓口がない
- シンクライアントにも、接続先の設定や証明書などが残る場合がある。処分前に初期化・消去する
- 会社で使ったものは産業廃棄物。処理業者への委託(マニフェスト)、回収業者、リース返却のいずれか
- 家庭で使ったものは、パソコン3R推進協会に相談できる(有料)
株式会社HAKUにご相談ください
株式会社HAKUは、パソコンの回収からデータ消去、証明書の発行までを一貫して行っています。
- Atrustを含むすべてのメーカーのパソコンを無料で回収。HDD・SSDを抜いた本体もお引き取り可
- データ消去と製品受領証明書 兼 データ削除完了証明書の発行も無料(郵送は送料のみご負担、出張回収は地域ごとの台数条件あり)
- プライバシーマーク取得・ADEC消去プロセス認証★★★取得、2026年9月時点で累計取引社数15,000社
まずはお気軽にお問い合わせください。お見積り・ご相談は無料です。
お問い合わせはこちら | Atrustのパソコン回収 | 料金・台数条件の一覧
Atrust製パソコンの処分はHAKUへ
無料回収(東京・埼玉・千葉・神奈川の法人)/持込(千代田区)/全国郵送
Pマーク取得 / ADEC消去プロセス認証★★★取得 / 累計取引社数15,000社突破